「イーロン・マスク」「サム・アルトマン」「ラリー・ペイジ」

テック界隈に少しでも足を突っ込んでいれば、どれもビッグネームとしてご存じのはずですよね。テスラやSpaceX、OpenAI、Googleの創業・経営に関わる超有名人…というと、「ああ、どれも知ってる知ってる」と思うでしょう。

でも実は、彼ら3人の間には見過ごせない“バチバチ”なドラマがあるんです。

同じ未来を目指しているようで、実際はAIの開発方針やビジョンをめぐり、もう火花が散りっぱなし。「彼らがいがみ合ってる理由って何?」と不思議に思っていた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、その背景にあるちょっと驚きのストーリーを深掘りしてみます。普段Web3やAIに触れている人でも、「あ、そんな過去があったんだ!」と新鮮に感じるはず。ゆるっとエンタメ調でまとめていますので、ぜひ最後までお付き合いください!


第1幕:イーロン・マスク vs. サム・アルトマン

「OpenAIって非営利じゃなかったっけ?」 〜マスクの怒りとアルトマンの主張〜

もともと同じ志だったはずが…

まずはイーロン・マスク(以下マスク)とサム・アルトマン(以下アルトマン)について。

実はマスクは、OpenAIの「共同創設者の一人」だったことをご存じでしょうか? 今でこそ「ChatGPTの会社」として有名になったOpenAIですが、立ち上げ当初は「AI技術を世界に解放する非営利団体」としてスタート。なんとマスク自身も大きな資金を投じていました。

マスクは当時から「AIは人類にとって危険な可能性もあるから、ちゃんとオープンに安全性を検証しながら開発を進めるべき」と提言していたんです。だからこそ「OpenAI」という名前にも「オープン」にやるぞという熱い思いが込められていました。

いつの間にかMicrosoftとタッグ!

ところが、時が経つにつれOpenAIは研究開発費を捻出するため、巨額の資金を必要とするようになります。大量のコンピューティングリソースを使うニューラルネットワークの学習は、数百億〜数千億円レベルのお金が動く世界。

そんな中、OpenAIはMicrosoftからの大型投資を獲得。ChatGPTの爆発的人気をきっかけに、Microsoftとのパートナーシップが強化され、いまや「ほぼ営利企業」みたいに見えるほどの存在感を放っています。

マスクがブチ切れた理由

マスクがこれに対して怒っているのは、「そもそもOpenAIは非営利の理念を掲げていたのに、大企業とズブズブになるなんて約束が違う!」という点。彼が作りたかったのは「世界中の人が安全なAIを使えるプラットフォーム」だったのに、結果的には「Microsoftの軍資金で利益を追い求める企業体」へと変貌していると感じているんですね。

マスクは2018年にOpenAIから脱退し、今ではTwitter(現X)などでしょっちゅうOpenAIを批判するコメントを投下しています。なんなら「独自AIを作る」と宣言するまでに至りました。

アルトマンの言い分:金がなきゃ研究できない!